君子と小人 〔千の43〕

  コラム・2012-05-13〔第800回〕で、「君子と小人」について書いています。孔子による論語の教えを勉強しますが、その前に・・・。


*〔第800回〕では、この年のパナソニックの 3 月期決算の発表があり、薄型テレビ事業の不振が響き、税引き後利益が 7721 億円の赤字なった。とする新聞記事を読んで、故 松下幸之助さんが「天で泣いているのではないか」と私は書きましたし、パナソニックは来期から蘇るとも書きました。

 今年のパナソニックの決算では、約 7兆7千 億ほどの売り上げで、約 3千8百 億円の営業利益を出したと新聞に掲載されていました。経営陣の頑張りと社員の方々の働きで、見事に復活したのです。・・・今度は故 松下幸之助さんが役員と社員の頑張りに「天でニコッと笑っているのではないか」と私は書いておきます。すごいですね。


*故 松下幸之助さんと言えば、藤沢市辻堂に「松下政経塾」を、 今から 36 年前・1979 年・85 歳の時、未来の日本のために私財を 70 億円を投じて開設したのです。国政、県政、市政など、どの域の政治家であっても、「政治家になるには、政策の勉強よりも人間の研究が先だ」と、常日頃言っていたそうですし、塾の授業は「人間学」中心であることは今でも不変とのこと。人間を磨いてこそ国民・市民のための政治ができる。・・・まったくその通りだと私も賛同するところです。


*これはどの職業にも置き換えて通用します。例えば、「建築家・建築士に成るには、技術・デザインの前に、人間の研究が先だ」と、若い方々に私は置き換えてほしいと思っていることを常々言っています。必ずや人間の成長と共に、技術やデザインも上達し、お客様満足の仕事ができるようになると確信します。


*論語一題・・・『子曰く、君子は義に諭り〔さとり〕、小人は利に諭る』

通訳 : 先生が言われた。「君子はいかにして正義を行うかを考え、小人はいかにして利益を得るかを考える」・・・補足すれば、ここでは男女の別なく、君子とは世間や人間にプラスかどうかを考える人。小人とはつまらない人、自分が得することばかり考える人。・・・建築士こそ、お客様のこと、社会のことを先に考える「徳の人」であってほしいと私は願っています。・・・今までに習った「利他の心」です。


*安岡 正篤師が「利益と義理」について書いています。『義とは実践の法則であり、理とはその理由である。・・・人間としていかにあるべきかの道徳から出ている。つまり、本当の利益とは、義理にかなうものでなければならぬということである。・・・ところが世の中の利害というものは、大抵義理に反して打算にはしっている。』・・・なるほど、ここらあたりが人間の基本中の基本であると当時に書いています。・・・このことも、私のコラム百選に入れておきたいのです。


ありがとうございました。




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