リーダーの資質 〔千の45〕

 コラム〔第828回〕・2012-10-20 で、表題のことを書いています。当時の読売新聞・2012-10-08 付けに、「リーダーシップの本質 野中 郁次郎氏に聞く」の、ためになる記事特集が掲載されていました。当時の野中氏は一橋大学名誉教授。知識創造理論のパイオニア。1935 年生まれで現在 80 歳。

 2008 年に米ウォールストリートジャーナル紙の「最も影響力のあるビジネス思想家トップ 20 」に選ばれた一人です。・・・当時の私はこの論理はすばらしいと感激し、社員と共に共有したいと思ったのでした。読み直してみましたが、3 年後の現在でも色あせることなく、これは建築士もリーダーとして、最も大切なことと思いましたので、改めて編集することにしました。


*・・・リーダーの資質を具体的に挙げてください。・・・六つの能力からなると考えます。

「善い」目的をつくる能力。  

目的を共有する場を適時につくる能力。  

現場を直視する能力。  

直視・直感したものを概念化する能力。  

概念を実現する政治力。  

上記の ~ の能力を他者にも広げて「集合知」を創り出す能力。


*要するに、『理想をしっかり持ち、それを現実の場でメンバーと共有する一方、現実を直視し、言語化した上で実践すること。さらに、その営みを組織皆の「実践知」に高めることです。』と野中先生は述べています。


*私は読んでいて感動しました。私達も創業して44年、経営者だけではなく、建築士は皆、「ものづくり」のリーダーであるべきだ、という意識で活動してきたのです。

  質の高い建築を創ろうと活動を続けてきました。   それを共有するために働き易い職場にしようしてきました。   社会に必要とされる建築は何かと考えてきましたし、そのために行動してきました。   色々と市場調査もしましたし、事業主と行政をつなごうと努力しました。   実績を知っていただくために作品集を定期的に編集してきましたし、市販の雑誌にも掲載していただきました。   ゼミナールを開催したり、直接作品を視察いただくことを常としています。   公的なコンクールに応募して、複数の有識者よる審査と評価をいただくことを常に目標としてきました。


*おかげさまで、こうした成果の一例として、〔千の37〕で書きましたが、昨年から今春に完成した幾つかの作品が、海外デザイン誌に掲載されたり、一昨日発表されました、第 9 回キッズデザイン賞に、九つのプロジェクトが入賞したりするすばらしいことが今年は続いています。こうした受賞について、何よりうれしいのは、建築事業主と設計担当者とスタッフ、工務店の皆様などと喜びを共有できることです。

 〔キッズデザイン賞の主催者や賞の内容などは、ネットに出ていますから確認してください。弊社の第 9 回キッズデザイン賞の入賞作品名とその写真は、「幼児の城」ブログを参照してください〕。・・・会社経営の永続性と良質な作品を創ることは、終わりのない「不易」な道です。これは代々受け継がれていくべき個々の「志」であり、社是でありたいものと考えます。


ありがとうございました。


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