北の旅 その3 〔千の53〕

 今日、8 月 15 日は終戦の日です。終戦から 70 年を迎えるにあたり、戦没者約 310 万人を悼む全国戦没者追悼式が、天皇、皇后両陛下をお迎えして日本武道館で開かれました。コラム〔千の51〕で書きましたが、戦争は未来永劫してはいけないのです。世界のどのような国々とも、友好であり共存共栄でなければなりません。しかし同時に、万に一つ攻められた時、今後国をどのように守るのか、国民は議論を重ねなければならないと思います。 


*8 月 6 日・海に面したホテルの部屋からは、夜が明けていくのが刻々と分かります。早起きの私はどちらの街に旅行をしても、早朝にホテル周辺を散歩します。今朝は妻と共に出かけました。かって同志社大学を創立した教育者の新島 襄が鎖国の禁を破って、ここ函館の波止場から、沖に停泊するアメリカ商船にたどり着き、密出国に成功した歴史の話は有名です。1864 年 6 月 14 日夜、海外渡航して昨年で 150 年となり、これを記念して、等身大のブロンズ像を波止場に建立したとのこと、「大志をいだいて、はるか海の向こうを眺めている像」が、朝陽を受けて輝いていました。確かに、新島 襄が帰国してからの日本は明治時代となり、どんどん変化発展してきたわけですが、「国づくりは人づくりから」・教育者としての新島 襄の活躍は偉大で忘れてはなりません。

 散歩は新島 襄のブロンズから赤レンガ倉庫群周辺を一回りしました。朝食後、有名な函館朝市に出かけましたが、新鮮な魚介類や加工品、果物や野菜など溢れんばかりの商品で、地方都市の商品の豊富さと商人の元気さに圧倒されました。


*午前 10 時・高速道で一路余市まで、札幌、小樽へは夕方に戻りますが、まずは通過して余市です。余市まで3時間の走行でしたが、平日でありお盆前ということでしょうか、走行車が少なく、直線道路で前も後ろにも車影が見えないなどが時々ありました。

 ・午後 1 時・にしん御殿と言われている青山別邸は、小樽の貴賓館と言われていますが、にしん漁で巨万の富を築きあげた青山家が、大正 6 年から 6 年ほどかけて建設したようです。一つの視方ですが、北前船で運ばれてきた素材〔建材〕と職人さんたち〔宮大工〕の匠の技で、北海道の手法ではなく、関西の粋をまねたと思える贅の数々を取り入れていると思えます。

 庭園の片隅に、作詞 なかにし 礼・作曲 浜圭 介・唱 北原ミレイ による「石狩挽歌」の歌碑がありました。・・・「海猫が鳴くからから ニシンが来ると 赤い筒袖のヤン衆がさわぐ・・・」昭和 50 年のヒット曲。

 ・いよいよ余市です。昨年の 9 月から今年の 3 月まで、NHK朝ドラマで人気のあった「マッサン」の里、ニッカウイスキーの余市工場です。これだけ広大な余市工場をあの時代に良くも造りあげたものと感嘆しました。ドラマの影響で竹鶴 政孝とリタ夫婦への関心も深まり、一昨年は 1 年間で 28 万人だったが昨年は約 40 万人、今年はさらに増えそうだと思えるのは、駐車場には観光バスが 10 数台、外国人観光客もすごいのです。広い構内ですが、午後 4 時を過ぎても数百人が散策を楽しんでいました。確かにあの時代に、美味くて個性的なウイスキーを創ろうとした、リーダーである竹鶴 政孝の情熱と叡智を知ることの価値はあると思います。

 ・午後 5 時 30 分・小樽赤レンガ倉庫群を散策、運河沿いの遊歩道には戦争反対を歌に寄せて訴えるグループや、灯篭を流す準備をするグループなど、川面に映る風情はやはり夏だと実感しました。

 ・午後 7 時 30 分・予定していた札幌のイタリアレストランで食事の後、札幌の市街地央で豊平川を見下ろす超高層ホテルに着いたのは午後 9 時 30 分、今日も知らないことを沢山知ることができました。楽しいことは明日も続きます。


ありがとうございました。




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