常識・良識 〔千の67〕

 今日は 11 月 23 日・勤労感謝の日です。社員の皆さんは 3 連休を楽しむことができましたか。日頃の勤労、ご苦労様です。身近なところでは家内が福祉施設で働いているわけで、私からはご苦労様と申し上げます。同時に、職場の皆様や家族、多くの関係する方々の応援のおかげで、健康で働けるのだと思います。私からも皆々様に感謝いたします。


*11 月 22 日は、「いいふうふ」の日であるとのこと、いつから言われているのでしょうか。いい夫婦なんて言われるのは他人から言われることで、謙虚であることを信条として生きている自分達から、言うものではないことぐらいは承知をしているのですが、2 年前に金婚式も済ませた者として、まだ二人とも健康で働いていること、ほぼ毎日の夕方、スポーツジムに通い軽く汗を流すなど、常識人として生きている夫婦として、厚かましくも許されるのではと思っています。


*「いいふうふ」の日のイブと言いますか、前日の 21 日は午後 3 時、東京宝塚劇場にて、住江織物株式会社の貸切公演に招待いただき、かってアメリカで大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカル「ガイズ&ドールズ」を、星組総勢 74 名が演じたミュージカルを観賞したわけですが、『所はニューヨーク、ギャンブラー達と改心させようとするキリスト教救世軍の面々の織りなす物語』を、実にコミカルに演出されていて楽しかったです。

 最後のレビューなど、舞台のデザイン、照明、音楽、踊り子達の衣装など、この世にこんな美しい情景があるものかと驚くばかりでした。


*夜は宝塚劇場の隣にある帝国ホテルに一ケ月前から予約し、「いいふうふ」のイブを宿泊して祝いました。帝国ホテルは私が 52 年前に上京した時から承知をしていましたし、その頃はフランクロイド・ライト設計のホテルが低層であるが皇居の側で確りと佇み存在感のあるホテルでした。しかし、都心の一等地でありながら客室数が少なく、新しい時代の商業性を理由に建て替えられました。この時代の文化人による大きな建て替え反対運動も憶えていますが、1968 年、47 年前に解体され、愛知県犬山の明治村に移築されました。〔反対運動のせめての成果〕

 その後新館では何回かはお茶ぐらいはラウンジでいただきましたが、いつの日か宿泊してみたいと思い続けてきたことが実現したのです。新館と言いますか本館ですが、47 年も前の設計ですから、最近の驚かせるようなハイカラなデザインではありませんが、ゆったりとしたパブリックスペースの取り方など、落ち着きと貫禄はゆるぎないと思いました。各所にライトの名残のレリーフや割り付けなどのパターンが織り込まれ懐かしくなりました。


*11 月 22 日・「いいふうふ」の日は、朝から地下鉄半蔵門線で押上に向かい、混み込みで昇れないのを承知でスカイツリーの真下に立ちました。以前にもコラムで書きましたが、デザインを言う前に日本の設計と施工の技術は大したもんだと言うことです。

 その後、浅草に立ち寄り、浅草寺にお参りしました。三連休ですから人混みは当然のことと思っていましたが、仲見世通りなど人、人、有名神社の初詣並だと感じました。ここでも、外人観光客の数は日本人の数以上に思えました。こうして私達夫婦も勝手に「いいふうふ」に因んで記念し、浅草寺に拝礼し健康長寿のお礼をいたしました。


*今年は東洋ゴム事件や旭化成建材の杭事件などが起き、多くの建築主に不安を与えました。同時に、国、県、政令指定都市なども法令や規則があるとしても、地中のことゆえ調査にも限界があり、関係者全員が無力であることを感じたものと思います。何よりも、チェック体制の不備であったことが、建設界は多くの国民の皆様からの信頼を裏切ったことは間違いありません。考えて見れば、建築でも土木でも、現場における仕事の一部始終において、建築主や事業主〔お客様〕から、設計図と現場施工において、信用と信頼され任されているわけで、お客様が見ていなくても、「やるべきことはやる」のが「常識・良識」です。

 どんな職業の仕事においても、法律や規則をどんなにきめ細かくつくっても、隙間ができるものです。その隙間を埋めてきたのが、日本人の「常識・良識」だったと思います。


*人間の社会はある面において、「当たり前ではないことを、当たり前にしてきた」ことがあるように思います。例えば、雑居ビルにおいて、避難通路であるから本来置くべきではない荷物を置いたところ、いつの間にかそれが定位置なってしまったようなことはよくあります。・・・遅刻や早退、欠勤などに無感覚無指導である会社は、それが当たり前になることでしょう。私は以前から、「五つの自」と「報告・連絡・相談」の大切さを唱えています。「自助努力・自己責任・自己判断・自律・自立」ですが、これこそ昔から日本人に備わった「常識・良識」であったと思います。このような姿勢で生きていくことが、人生を安泰にし、事業を長く維持し、お客様と社会に貢献することだと確信します。


ありがとうございました。



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