新体制でスタート 〔千の83〕

 昨年から私のコラムで、『平成 28 年〔2016〕は、日比野設計が創立 45 周年になります。おかげさまで、順調にここまで歩むことができましたことは、多くのお客様や関係者の応援をいただいたからで、その感謝とお礼の気持ちを度々書かせていただきました。改めて「ありがとうございました」。』

 「機を活かす」〔千の77〕・2016-02-07・や他のコラムの折々に、日比野設計も新生日比野設計として若返り、さらなる経営持続〔サスティナブル〕を図り、「至誠天に通ず」の心意気で、社会貢献を続けることを目指したいと述べてきました。


*平成 28 年 3 月 14 日〔月〕・午後 2 時から臨時株主総会を開催し、新役員が承認されました。新役員の顔ぶれは「幼児の城ブログ」で、当日報告させていただいていますので、ご確認ください。平均年齢 40 歳の若き面々ですが、「お客様と社会に貢献」してくれるものと、私は確信していますし、大いに期待しています。広く社会の皆様、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


*さて、昨年〔千の68〕「サスティナブル」・2015-11-29・のコラムで、「サスティナブル経営」について、三菱総合研究所 理事長 小宮山宏氏〔元第28代東大総長〕の下記の意見に賛同したことを書きました。

 『社会的な課題に企業もきちんと対応しなければ、サスティナブルではない。今はそういう時期に入っていると私は考えています。ただし、そのことに気が付いていない企業もまだ多いのが現実です。社会的課題はビジネスにとってはニーズです。社会的課題にきちんと対応し、早期に解決していくことで、新たな需要、新たな経済活動、新たな産業を創出していくことができます。そういう意味では社会的課題をいち早くとらえ、課題解決に真剣に取り組むことは、企業にとって生き残るために必要なことなのです。』・・・確かにその通りです。社会には様々な課題が山積しています。企業の「特質や規模」によって、求める課題の受け止め方が違うのは当然です。しかし、この課題対応にミスマッチであると、その企業や集団はギブアップすると考えます。


*日本のバブル経済崩壊した平成 2 年〔1990〕頃から 10 年間は、どの企業もなりふりかまわず仕事探しに躍起になっていました。18 年かかって日本の景気も立ち直ったかなと思ったところに平成 20 年〔2008〕アメリカ発の「リーマンショク」というアメリカ経済のバブル崩壊の影響が日本を直撃したのです。政治・経済とも社会は大混乱が続きました。自民党が社会党と連立政権を組むなども驚きでしたが、長く続かず、民主党政権になり首相は鳩山・菅・野田の三代のあと、自民党政権に戻りましたが、この 26 年間、新聞や雑誌、TVなどに、日本は先々人口減であり、「少子化・高齢化」社会になるなどの記事が、多く掲載されるようになったと思っています。


*この 26 年間、広い社会には数えきれない様々な課題が山積していました。5 年前の東日本大災害からの福島・宮城・岩手各県の災害復興は当然です。いつ起きてもおかしくない、東京直下型地震や南海地震等に対する防災・減災の備えも必需です。


*私は「少子化・高齢化」の対策こそ、我が社が適切に対応する課題だと取り組んできました。「少子化だから子どもの施設が少なくなりこの領域の仕事が減る」のでは、という心配をしてくれる方々もいました。『少子化の問題点は何か。社会は男女共同参画社会となり、共働きが当たり前の社会になりました。女性の社会進出は素晴らしいことで、女性の活躍は見事だし、現代において女性の活躍無しに社会は成立しないと思っています。半面子どもを産み育てにくい社会になったことも事実です。ならば安心して子どもを産み育てる社会にしなければなりません。若夫婦が安心できる良質の子どものための環境創りが必要です。それは保育士の所得を上げ、労働環境の整備をすることと、良き成長のための良質な保育園を増設することです。

 最近「保育園に落ちた・日本死ね」などの過激な意見がネットに出て、国会でも取り上げられました。与野党も保育園増設については、前向きに取り組むとのことですが、「入れればよいとか、預かれればよい」程度の園の増設には反対です。良質な子どものための保育園、保育士が働きやすい保育園の増設が必要だと思います。』

 『高齢化の問題も深刻です。「老人漂流社会」「老後破産・長寿という悪夢」「下流老人」などの本が売れています。経済雑誌も老人問題を特集する記事が多くなってきました。毎年建設しても特別養護老人ホームが足りないのです。今、団塊の世代の方々が、入居をしたいと希望する時代になりました。お年寄りは若い頃から大いに働いて、日本の社会つくりに貢献してきたのです。「ごくろうさま」と、快適な「終いの住まい」で余生を過ごしていただきたいのです。』

 『子ども達がすばらしい保育士や先生方に育てられ、良い施設で伸び伸び生活すれば、子ども達は素晴らしい成長を遂げ、少年から青年になり、成人となってまた日本の社会創りに貢献するでしょう。成人した大人も大いに働いてやがては老人になるでしょう。希望すれば快適な「終いの住まい」で余生を過ごせるなど、誰でも来た道、通る道すじを確り創り支えるのが文化国家だと考えます。』


*新生日比野設計及び日比野設計技術は、上記の事柄の社会課題に挑戦します。最近中国の仕事も引き受けています。中国も日本同様に「少子化・高齢化」社会を歩み始めています。国家は違っても人間の尊厳は同じです。私たちのノウハウがお役に立つのなら、微力ですが協力をさせていただきます。 さて、私は相談役として、これからも月に 2~3 回は出社しますし、社長として 5 年、日比野設計の充実発展に貢献した安藤 達郎は会長に就任します。私達はこれからも日比野設計を後方から支えるつもりです。今後ともよろしくお願いいたします。


ありがとうございました。


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